令和5年16週
～感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、インフルエンザ～

　令和5年 第16週(4月17日～4月23日)

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点90，小児科定点53 です。(通常よりインフルエンザ 1減,)
・第16週の定点把握対象疾患の総報告数は946人で，前週より182人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：徳之島(12.33)
【ヘルパンギーナ（開始6.0，終息2.0)】：大口(6.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所 該当なし

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第16 週の感染性胃腸炎の報告数は389人で，前週より33 人多く，定点当たりの報告数は7.34 であった。
　年齢別では，1 歳（58 人），3 歳（55 人），2歳，4歳（それぞれ42人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（14.15)，鹿屋保健所（11.40)，姶良保健所（11.29)の順に多い。

（2）RS ウイルス感染症
　第16 週のＲＳウイルス感染症の報告数は212 人で，前週より14人少なく，定点当たりの報告数は4.00 であった。
　年齢別では，１歳(64 人)，2 歳(39 人)，0～5 ヶ月(36 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（6.50)，鹿児島市保健所（5.92)，姶良保健所（5.14)の順に多い。

（3）インフルエンザ
　第16 週のインフルエンザの報告数は170 人で，前週より95 人多く，定点当たりの報告数は1.89 であった。
　年齢別では，6 歳（32 人），4 歳，7 歳（それぞれ24 人），5歳（21 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（4.73)，姶良保健所（4.18)，西之表保健所（2.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2023年4月28日更新)